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『ノーカントリー』-No Country For Old Men-感想
『ノーカントリー』を観て来た
アカデミー賞受賞作品映画だというのに、一斉公開はしてくれないらしい
福岡でも小・中規模の映画館でしか上映していないし、派手に宣伝もされていないようだ
アカデミー賞だぞと言ったところで、映画に対する関心の薄い人達を巻き込める程の単純な面白さがないためだと思われた

コーエン兄弟の新作ということで大変な期待を胸に映画館へ
一足先に観ている知人に既に感想を聞いていたため、普通には楽しめる映画ではないらしい、という覚悟はあったのだが
それでもやはり、面白さを見つけるのは難しかった
私個人としては大変満足しているし、また観に行ってもいいかな、とすら思っているが
映画最初~中盤までの流れのままのラストを期待してはならない


トミー・リー・ジョーンズのナレーションから始まった
しかし南部訛り(やたら舌を巻いてアクセント部分を長めに伸ばす喋り方)だったため、ルウェリン・モス役(『アメリカン・ギャングスター』にも出演しているジョシュ・ブローリン)かな、と
トミー・リー・ジョーンズの南部訛りなど聞いたことがなかったので思ってしまったが
今公式サイトをみてみると、なんとトミー・リー・ジョーンズはテキサス州出身ではないか
南部訛りなんて得意中の得意だったのかもしれない

予告で流れていたバナナマンがトドの真似をするシーン(殺人鬼アントン・シガー役のハビエル・バルデム)が最初の殺しのシーンで始め辺りに流れたのでブッと笑いが吹き出てしまった(バナナマンにしか見えない)
印象的だったのは、これまでの殺人鬼は、あまり喋らなくて、無表情だったけど、バナナマンが、あ、違ったシガーが表情が少し豊かで、思ったよりも喋るキャラだったことだろうか
割と綺麗な格好(スラックスにウェスタンブーツ、割と綺麗に揃えられたマッシュルームカット、色落ちしていないデニムのシャツ)が、シガーが自分の殺人哲学にきっちり従いながら生きていることも表していたように思う(あと、血で靴が汚れないように気をつかっていたり、豪快な動きは殆どなかったり)

私はスペインでは有名な俳優というハビエル・バルデムを初めて見たと思うのだけど、ペネロペ・クルスが彼女らしい(笑)←別に笑うことはないけど、美女と野獣って感じだなと。いや、それだけ怖いおっさんだったので

観たばかりの時は色々と感想があったけど
ちょっと時間が経ってしまうと、地味な感想しか出て来ない
映画は大金を手にした男と、それを追う殺し屋っていうのはメインではないし(中盤まではそんな感じなんだが)
コーエン兄弟が伝えたかったのは、多分古き良きアメリカじゃないけど、今はない昔のアメリカに対するなんとか、なんだろうと思う(『オー・ブラザー』もそんな感じだったし、『ビッグ・リボウスキ』も田舎に残る昔ながらのなんとかな感じがあったし)
多分それは日本人の私には分からないようなニュアンス的なものなんだと思う
最後辺りになって台詞の殆どが伝えたいことを凝縮したような象徴的なものに変わっていって、それと同時に私は何を言っているのかさっぱり分からなかった
夢の話も然りだし、それらが何を指すのかがイマイチ分からなかった
でも、アカデミー賞受賞ということは、きっと分かる人には分かる言葉だったんじゃないのかな、と
ただ模様のように流れる字幕を眺めた
頭に入って来ない言葉、という感じだった

感情移入とか共感とかいうのとは遠い映画だった
でも
それがはっきり分かる作品であったので、大変満足している


モス(ジョシュ・ブローリン)のむさ苦しさに対して、あの健気に夫を信頼する若くて美しい妻の不釣り合い具合も、きっと昔の何か、を表しているようにも感じた
ただの妻というだけでなく、妻のキャラクター性が分かるくらいの表現がされていたから、意味を成す登場人物として語られているように感じた(ただ、それがなにをどんな風に表しているのかは分からなかったのだが)

『No Country For Old Men』とタイトルにあるように、昔のアメリカとは変わってしまった何かをきっと表しているのだと思う
けど、全くそれがどんなものなのかは分からなかった
それが悔しくてならない
残念この上なし

人生を星にたとえたような
ひょんな出来事から想像もしなかった方向に人生が向かっていったり
ある小さなきっかけ、思いつきから自分が意図しなかった方向に進んだり
自分の人生をしっかりと手に握っていると思っても、思いがけない何かが降って来たがために真っ逆さまにおちていったりと
そういう考え方は好きだし、そういう物語が大好きなので
それを基にストーリーが構成されているところが唯一楽しめたところだった


モノクロ熊本城
いじわる
寝たふり   0 0

thema:映画感想 - genre:映画
















 

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