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ある昼帰り
半年以上
人に身体を触られたことがなかった

背中を触られる
手を握られる
顔を触られる
腕を握られる
足を触られる

など一時的ないやらしいタッチングはあったとしても

人のぬくもりの中で眠りに就くということは
なくて

しかも
ちゃんと優しさの中で、嫌悪感なく、となると
もうかれこれ2年以上なかたったような気がする
強制的に身体を貸し出す事はあっても
私にとって安心とはかけ離れた夜であった(いびきで眠れなかったし)

なかったような気がする
という曖昧な記憶が
本当に悲しいけれど



別に好きではなかったけれど
ただ身体を密着させて眠るということが
とても安心して
暖かくて
強引に身体を求めて来ない優しさが
また安心を生んだ

私は背を向け
すっぽりはまる形になり
腕を自分のお腹にたぐり寄せ
手を握って眠った

包まれて眠る安心感
暖かい体温
大きな手




寝ぼけ眼で
思ったことは

『仕事に行きたくない』

ということだった


今、この不景気のせいで、会社が非常に苦しい状況
私もいつ厳しい処遇を言い渡されるか分からない
本当は辛くて、人に泣きつきたいのに
誰にも頼れないから
ずっと平気な顔をしてきていたけど

ふと
甘えたくなったのかもしれない


でも
今、甘えたら、絶対だめだ
と思って
家を出た


そして
眩しい光
春の陽気の中
昨晩から落としていない化粧のまま
一人で歩き出した

渦
いじわる
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